東京から思いを馳せる春日/住んで感じた春日
ちょっと東京に行ってきました。
JR東海さんのキャンペーンは今、春日大社です。東京駅では春日大社のポスターがあちこちに掲示してありました。当たり前のように朱色をメインに使っているポスターですが、春日大社のイメージの色ってやはりこの色なのですね。
GWごろになると春日大社には藤棚の藤が見事に咲き誇りますね。何度かこの期間に参拝に訪れていますが、本当に見事です。この藤が象徴するように、春日大社は藤原氏の氏神で、長い年月様々な祭祀を執り行ってきました。
奈良に引っ越してきたときに一番最初に意識したのが、「春日という土地の重要性」ということでした。旅をしながら何度も何度もお参りをしてきましたが、ずっと藤原氏の氏神であるという意識で参拝してきていました。ですが、春日大社の場所にもともとおわしたのは、境内に摂社として祭られている榎本神社の神様でした。今はご祭神が猿田彦大神とされていますが、もとは巨勢姫明神という神様が祭られていたといわれています。巨勢姫明神は日本書紀・神武紀に名前だけが登場する「巨勢祝」と関係あるのかもしれないという説があります。この土地は768年に鹿島神宮から武甕槌命が鎮座するまで、春日氏の本拠地であったようです。この知識は移住する前にももちろん知っていたことなのですが、引っ越して日々生活していると、「768年以前の春日」を意識するようになってきました。
平城に遷都する際にこの土地にするのは「四神相応の地」だからだと元明天皇が詔しましたが、四神のうちの東、青龍がいるのはこの周辺を含めた土地のことでしょう。遷都をする前に元明天皇が平城の土地に御幸していますが、この春日の地でももともとおわした神様に、土地をお借りするお願いをしていたのではないだろうかと勝手にいろいろと妄想します。
そんなことを考えながら、新幹線に乗り込み、今回のキャンペーンでの特別企画のお弁当をいただきました。東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪駅で販売しているようです。
12月ごろまではあるようなので、JR東海さん管轄の電車に乗るときはぜひ。奈良茶飯やのっぺいの具、大和肉鶏をつかったしんじょや、藤の花をイメージしたごま豆腐が入っていて、奈良気分を盛り上げるお弁当です。とても美味しかったです!春日大社の巫女さんの特徴的な襟元を再現した箸袋には萌えました!(笑)
https://www.jr-cp.co.jp/news/detail/408
そうそう、それとJR東海さんでは「奈良ふしぎ旅図鑑」という番組がはじまったそうです!
奈良ふしぎ旅図鑑
https://www.facebook.com/nara.cjr/posts/853962791398284
JR東海さんの美しい映像とタレントさんの奈良めぐりを毎週テレビで楽しめるのは嬉しいですね。これからも楽しみです!