奈良旅×生活

奈良旅のこと、奈良生活のこと。

奈良は1300年前に向かってる・・・のか?

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本日上がっていた記事で、古市憲寿さんの

「奈良帝国」の建国(古市憲寿) | デイリー新潮

という記事を読んだ。

面白いのは奈良の変化が過去に向かっていることだ。多くの街は過去に遡るほど何もないが、奈良の場合は逆。この街が栄華を極めたのは実に1300年前である。

というところに!非常に!疑問というか、「え!!?そう見えるの!!?」と思いました。
逆に「見える」ところはそうなのか。そして見えるところからはそう受け取るのか。とも。

書いてあるように復元建物とか、中金堂や東大寺七重塔の再建の話とか、マリオットも唐招提寺講堂モチーフ(なんですよね?)だったりとかを聞いたりすると、1300年前に向いてるように見えるのかもしれない。なるほど・・・そうか・・・そうかそうなのか・・・という気持ちでいっぱいです。

 

古代のことで何かしようとすると一部のマニア向け扱いされるじゃん?なのに!町全体がそういう方向に進んでる町だと思われてるとはー!?
古代のことで色々やってきている・やりたいと思っている私としては、そんな方向に進んでいるようには感じてなかったです。

復元建物などの形だけじゃなくて、場所の意味と歴史を大事にすることが奈良に人を惹きつけることだと理解して、奈良の地で何かする人が増えて欲しいといつも思ってます。みんなにみんな、歴史を学んで!とか強要してるわけはない。ガチ研究や宗教家と、享受する側の「あいだの人」が増えて欲しいと思ってます。

地域づくりとか、行政とか、何かを主催する立ち場の人たちに対して、「あいだの人」を探したり、育てたりすることをしていってほしいと、とてもとても思っています。

 

「見せる」ときに「見せたい」ものが何なのか。伝えたい層はどこなのか。伝えたい層に伝わるようなやり方ができているのか。考えていかないとならないなと思わせられた記事でした。