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奈良旅×生活

奈良旅のこと、奈良生活のこと。

「うましうるわし奈良の10年」のこと。

奈良エッセイ

「うましうるわし奈良の10年」という本が昨年12月に発売されました。
この本は、JR東海の「いま奈良にいます」キャンペーンに続くもので
この10年間、JR東海管轄の首都圏に流れていた奈良の広告の写真とコピーを集めたものです。
「いま奈良にいます」が終了した後、「うましうるわし奈良」まで少し間が開いたので、京都のような宣伝を奈良はもうしないのかな・・・と残念がっていた時期もありました。

私が「うましうるわし奈良」のCMをはじめて見たのは会社の昼休みで
私はその日とにかく、仕事でミスをしたのか何か苦労をして凄く疲れていて
ああもう本当に疲れた、、、早く帰って寝たい・・・
と思いながらぼんやりしていました。
するとナレーションの「奈良」という声とともにあのテーマ曲の「だったん人の踊り」が流れてきました。
驚いて振り返ると、東大寺の美しい景色とともに修二会の映像が。あのときの衝撃は鮮明に覚えています。
見た瞬間、会社だったのにぼろ泣きしてしまいました。

「そこには、大きな歴史がある。
気高くおおらかな美しさがある。
そして、悠々と流れる時間がある。
大和の国の先人たちは、高い志を持ち、
この国に高度な国家を築き上げた。
さあ、奈良へ。
日本人の原点を発見する悠久の旅へ」

今書き写しただけでも、このコピーは泣けます。
ほんとにありがたかったなあ。「私には奈良がある、奈良に行きたいから働く」と思えば、頑張れたんですよね。
奈良が好きだなあ・・・行きたいなあ・・・その気持ちを呼び起こさせてくれるのに「うましうるわし奈良」のCMには絶大な効果がありました。これは私だけではないです。
ほんとにたくさんの人がこのCMを見て、奈良にあこがれて、奈良に来ています。

それからもテレビCMはもちろんのこと、大きなターミナル駅や地下鉄の中などで新たなお寺の写真やコピーを見つけるたびに嬉しかったし、
今度はこのお寺なのね!と喜んだし、
法隆寺さんの撮影中に偶然参拝して「こんなふうに撮影するんだ」と驚いたし、
奈良旅が終わって品川駅に降り立ったら、また新しいうましうるわし奈良のポスターが貼られていて「家にすら帰ってないのにまた行きたくなる!」と思わせてくれたりと、
遠方に住んで奈良に通っていた私にとってはとても大好きで、大切なCMでした。
もう10年になるんですね。

すばらしい数々の御仏、壮大な情景、静謐なお寺の空間
そういうものを見せてくれた映像とコピーでした。

今回の本は写真もコピーも一部のみしか掲載されていません
そして、東京駅の八重洲口の柱という柱への広告や、
どんなふうに宣伝されていたか、テレビでどのくらい流れていたかが掲載されているわけではないので、
美しい写真とことばが並んでいる本だな、で終わるかもしれませんが、
「うましうるわし奈良」の奈良が、首都圏の人たちの抱いている奈良のイメージです。
そしてそういうものを求めて、奈良にきてる人たちが多いことも知ってもらいたいです。

わたしはもう奈良に住んでしまったので、テレビCMで出会って感動する、ということは出来ないけれど
これからまだまだ続いていってほしいし、
奈良に行ったことがない人には奈良にいってみたいなと思わせ、奈良が好きな人にはもっと奈良に行きたい!と感じさせるCMで有り続けて欲しいです。

CMやポスターは一部こちらから見られます
http://nara.jr-central.co.jp/campaign/adgallery/index.html

昨年はJR東海さんのお仕事でまほろば館で講演させていただいて心底嬉しかったです。

ありがとうございました。

 

「うましうるわし奈良」の10年

「うましうるわし奈良」の10年