記紀万葉名所図会、祈りの回廊に携わりました。
奈良県刊行の二つの仕事が発表になりましたのでお知らせします。
ココトソコノ制作室で編集ディレクションをさせていただきました。
今回の冊子は中学生向けということもあり、本文イラストは伊藤いらかさんにお願いしました。伊藤いらかさんは飛鳥時代~奈良時代のイラストを描かれる方で、とても美しいイラストを描かれる方です。こういった作風のイラストが、中学生の興味を引くのではと思い、今回起用させていただきました。中学生向けとはいっても、大人も十分楽しめると思います。日本書紀は飛鳥時代に興味がない人にとってはとっつきにくいものかもしれませんが、読み込んでいくと面白いんです。何より日本書紀に書かれた場所が奈良にはたくさんあるということ。そこに今でも行けるということ。そのことを、奈良に住む中学生が知るきっかけになってもらえたら、お手伝いさせていただいた身としてはとても幸せなことだと感じています。
色々な方にお世話になりました。関係者の皆様、県庁の皆さん、本当にありがとうございました。
冊子は15日ごろから県庁の文化資源活用課さんや観光案内所などで配布とのことですが、1人1冊になるようです。(東京のまほろば館などでも配布するようです)
郵送をご希望の方は、封筒の宛先面に「日本書紀・歴史体感編 希望」と明記し、送り先を記載した返信用封筒(A4サイズが入る封筒に205円切手を貼付)を同封のうえ、奈良県文化資源活用課(〒630-8501 奈良市登大路町30番地)までお送りください。
※電子ブック版はこちら
http://www.pref.nara.jp/miryoku/zue_rekishitaikan/
■祈りの回廊 春夏版
こちらもココトソコノ制作室で、特集ページのみ編集させていただきました。宿坊と庭の特集です。
宿坊、好きです。奈良に住んでいても、また泊まりにいきたいと、今回の取材で改めて思いました。お寺に寝泊りするという、普段ではできない体験。夜間や早朝のお参りができるというのは格別です。今回の祈りの回廊が発行されてから話をした方に「奈良に宿坊があるの知らなかった!」と言われましたが、奈良にも色々あるんです。(高野山とかが有名なようですね)パンフレットをご覧になって、ぜひ宿坊に泊まってみてくださいね。
そして「奈良の庭」特集。奈良の庭って奥深いんだなあと、今回の取材を通してはじめて知ることばかりで、楽しかったです。監修をしていただいたマレス先生のインタビューもかなり読み応えがあります。考えてみたらこれまで「庭」という観点でみたことがなかったもしれない場所も多くて、次に訪れるときは視点を変えてみてみようと思う特集です。じっくり読んでください。観光案内所などで配布しています~。よろしくお願いします。
上記2つ以外にもグッズの制作や、まだ公に出来ないお仕事などもあり、2016年下半期はあっという間に過ぎてしまいました。
考えてみたら昨年は形になったものが手帖しかなかった!?あれ!??なのですが、これからようやく自分で刊行する本にがっつり取り組めます。大変大変お待たせしておりますが、いいものが作れるように全力を注ぎますので、どうぞよろしくお願いします。