興福寺中金堂 落慶法要
ついにこの日が来たのか~という感慨でいろんな方の胸がいっぱいになっているかと思います。
私が中金堂のものとはじめて出会ったのは東京の何かの展覧会で鎮壇具が展示されていたときです。
この後かなあ。何の時なのか(阿修羅展ではないです)思い出せないのだけれど。
金や水晶、国宝級の300点/奈良・興福寺で出土 | 全国ニュース | 四国新聞社
再建するというニュースをきいても、想像がつかない先だなあ・・・と思ってました。(薬師寺の東塔もそうですね、まだまだと思ってました)
奈良に行き、興福寺さんの境内に行くたびに、景色がどんどん変わっていきました。2010年に着工してお堂がどんどん出来上がっていき、何度か建立中お堂の上も見学させて頂きましたね。もう二度と見られない場所からこの移り変わりを体験することが出来たのも、奈良にこの時期に通っていたからこそ。あの時だって「まだまだ先だなあ」って思ってたのに明日だなんてねえ・・・。
こんなながめを見ることが出来たのです。
そうそう2016年にはひとまち大学さんでもこの講座に登壇させて頂きました。
辻さんと馬場さんの中金堂のお話は、発掘時のことから、再建していく中で様々な規制があり、かなり苦労されていることなどなど、様々なお話を伺えました。
それにしても本当にあのとき話をしていたお堂が、ついに落慶されるんだなと思うと本当に感慨深さしかないなあ。
お堂に入堂したとき、どんな気持ちになるだろう。奈良時代の、不比等の祈りを空間を再現したお堂に。
西の鴟尾には「再建で天平の風が吹くだろう」という銘文が刻まれているんですよ。
一般参拝は10月20日からです。
ことのまあかりでは落慶記念メニューも予定しておりますが、出せるようになったらまたお知らせ致します!
今配布している奈良市観光協会の冊子「ならり」で、中金堂再建のページをココトソコノ制作室で少しお手伝いさせて頂きました。