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奈良旅×生活

奈良旅のこと、奈良生活のこと。

過去に生きたひとたちを感じる奈良

奈良エッセイ

修二会に行ってきました。「お松明」はお堂の上から拝見するのが好きです。今年は数年ぶり(もしかしたら10年ぶりくらい?)に上堂してきました。

写真を撮る方が増えていることもあってか、見学者のマナーには以前よりもとても厳しくなっている様子。禁止事項も増えています。でも、お松明が見世物ではないということがわかっていない方もとても多いようなので仕方ないことなのかもしれません。12日と14日以外は一般の人も上堂できますが、17時半くらいまでには上がっていないと上ることは出来ませんのでご注意ください。また、状況によってはもっと早い時間にお堂への立ち入り規制があるようです。

 

お堂の方から禁止事項や注意事項色々と聞いた後には「十一面悔過法要」がいったいどういう法要なのかなどたくさんお話してくださいました。

その中で過去帳のお話も出ました。話の中に出てくる過去の人たち、聖武天皇光明皇后、実忠和上などなどが、遠い過去の知らない人という感じではないのです。今行われているこの法要のなかに、その方たちがまだ今も生きている。そんなふうに感じられる話しぶりでした。

奈良はそもそも、そういうところなのでした。脈々と続いている法要やお祭の中に過去に生きた人たちがずっと存在しているのを、常に感じていました。そんなふうに先人を身近に感じることができる奈良に感動し、惹かれて旅をし続けて、そして移住したのでした。

最近は私は、法要だから、お祭だから、とわざわざその日を狙って旅をすることが少なくなってきていました。「都合がつけばいつでもいける」というのは住んでいる者だからこそできること。それが嬉しくて、人が少ない時期に個人的に静かに参拝していました。その環境に身を置けるということもとても大切なことなのですが、そちらばかりに偏っていたかもしれません。

奈良に移住して丸2年がたった今日に、長い間続けてきた法要やお祭のなかに奈良を生きた人たちが感じられることを思い出せてよかった。

まだ行ったことがなかったり、最近久しく参列していなかった法要やお祭にも今年は積極的に参加していこうとひそかに誓いました。

 

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